2009年7月14日火曜日

第8回展示 「森のとなり商店」




Gallery きゃべつ畑第8回展示の告知をします。

第8回展示 伊藤さち個展 「森のとなり商店」

■会期 2009年 7月21日(火)~7月27日(月)
■時間 13時~19時 ※最終日の27日は18時まで
■7月25日(土)13時から19時まで作家自身が用意した温かなおやつで
ごゆるりとくつろげるおもてなしパーティがあります。 是非起こし下さい!
■作家在廊日  7月21日(火)、22日(水)、25日(土)
■Gallery きゃべつ畑 WEB  http://kyabetsubatake.org/
■住所  〒220-0102 神奈川県相模原市城山町原宿2-1-39
■最寄り駅 横浜線 相模線(JR東日本) 京王相模原線 橋本駅 
■アクセス バスをご利用下さい。
橋本駅から ・・橋本駅北口発、神奈川中央バス 三ヶ木行き、若葉台住宅行き、
上中沢行き乗車、 森の上下車、後徒歩5分
※橋本駅から森の上下車 200円

■TEL   042-782-7612 
※尚、お電話に関しては営業日の営業時間帯によろしくお願い致します。

「森のとなり商店」

ある国とある国の境目に、大きな森がありました。
となりの国へいくためには、必ずこの森を通らなければなりません。

たいそう大きな森だったので、 旅人たちの中には、迷ってしまう者もおりました。

自分の持ち物の中で一番重いものを、木の枝にかけること。
そして、その木を背にして、ずっとずっとまっすぐ、歩き続けること。

すると必ず、2回目の朝には、目的の地へ辿り着いているのでした。

ふしぎな森のとなりには、 小さな小屋がぽつんとひとつ建っていて、
おばあさんがひとり、住んでおりました。

旅人たちが森に残した品々を、拾い集めること。 それが、おばあさんの仕事です。

彼女は知っていました。
旅人たちの置き土産をそのままにしておいたら、森は枯れていってしまう。
おばあさんは、森から持ち帰ったあれこれに魔法をかけて、
あたらしい姿へと生まれ変わらせていきました。

そうして、ときどきそれらを、森のとなりの小さな小屋にならべて、

お店をひらいておりました。
そのお店は人々から、「森のとなり商店」と 呼ばれているそうですよ。

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「道に迷ったとき、貴方はどうしますか?」

「伊藤さち」が生み出す大きな森。
その森は、彼女の持つ独自の温かみや色彩を感じさせます。
そして、彼女の中の閉鎖空間も森の中に封じ込められているのです。

旅人となった貴方は、森の中に迷い込みます。
森の中で道しるべを失ったとき、貴方はどうしますか?
また、大切なものを見失ったときに貴方はどうしますか?

彼女の生み出した大きな森で、
貴方は何かを拾い、また途方もない旅に出ることでしょう。
「伊藤さち」の創りあげた森の中で 途方もなく彷徨ってみませんか?
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「伊藤さち」homam(ほまむ)

1983年 愛知県生まれ
静岡文化芸術大学にてアートマネジメント、服飾文化論などを学んだ後、
立教大学大学院にて身体論などを学ぶ。
並行して独学で布や糸を使った作品を制作し、
2009年、ものづくりレーベル「homam(ほまむ)」を立ち上げる。 http://www.homamoh.com/

2005年 「playroom」静岡文化芸術大学ギャラリー
2008年 「衣服・でない・もの」下北沢 mois cafe/浜松 enn
2009年 「homam ohirome day」自宅アトリエ
常設展示:手打ち蕎麦「naru」(浜松)

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次回展示はきゃべつ畑が今までにないほど がらりと変わります。
楽しみです。 皆様、是非お越し下さい。


Gallery きゃべつ畑代表 加藤麻衣子